過去詩 It's only (それだけ)

1.
自分は何を探しているの
希望の数だけ増えていく
あれもやりたい これもやりたい
なにもできない 何か足りない


ひたすらに何を望んでも その意志に勢いはない
弾けだす才能を見つけろ 今そこで決めたその思い


それだけが一番だと いえるのか
それだけが一番だと いえるのか



2.
形(かたち)だけの愛を身にまとい 歩いている人の愚(おろ)かさよ
それとなくいい人を装(よそお)い 成り行きの何が恋心?


がむしゃらにつかもうとしても 逃げてゆく余裕なる愛(あい)
弾けだす才能を見つけろ 今そこで決めたその思い


それだけが一番だと いえるのか
その人だけ愛せると いえるのか


3.
傷だらけで道に倒れてる 欲張りの顔にシミを塗られ
当て所なくさまよう希望たち ゆらり揺られ崩れ落ちてく


ひらすらになんでもやっても 逃げてゆく余裕なるI(アイ)
弾けだす才能を見つけろ 意識だけにとらわれるでない


それだけが一番だと いえるのか
それだけが一番だと いえるのか …Ah
それだけが一番だと いえるのか





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「あれもこれも」と多くを望んでしまう人に、一つだけ大事なものを選ばせるための歌です。
歌詞も思い出せない部分があるので、当時は本当にこうだったかはわかりません。
ゆらり揺られ崩れ落ちてく」の部分は、草案メモに「お前らはただのう上部(うわべ)なのか?」という殴り書きがありました。
おそらくですが、その時いろいろやってた自分のサークル活動や、恋心の中で、
うわべじゃない(憧れを含む)恋と、そうでない(自分が大切にできる)愛とを、うまく区別付けようと、必死だったのかもしれません。


大学では教育、コンピューター、英語、旅、音楽といろいろなものに手を出しましたが、
結局、音楽(アコギ)だけが残りました。
今は、音楽も自分で創るのは終わり、教育もある程度は「もういいかな」と思ってきています。
その後、プログラミングもある程度は終わり、英語(という論理思考…というより理系的思考の学びだったのかも)も終わりを告げました。
後残ってるのは、ゲーム、絵、スピリチュアル、自然、宇宙と……あと何でしょうね…。
私が本当に向いている「弾けだす才能」の部分は、自分でもまだわかっていないので、
もうしばらく人生を生きて考えていこうと思います。