詩23 わいせつな想いの糧

遥かなる月 教えてくれる
歪曲(わんきょく)表現 意味があるのだと
誰かがきれいに しないといけない
同じ言葉に 違う意味を持たせる


卑猥(ひわい)は非歪(ヒワイ)に
醜態(しゅうたい)は衆戴(シュウタイ)に
汚い(きたな)を気他無い(キタナイ)に
汚れ(よごれ)を落とす 意味がある


つきがすべてをうけもって 浄化する時代はもう終わり
内緒(ないしょ)話に気付いたら 今度は内省(ないせい)する時間


醜さを美しさに 変えるには
私たちの捉え方 変えていくしかないだろうよ




詩22 出会いと別れ

黄昏る想いは 過去ではない
本音のところは 未来に在る
誰もが宇宙(コスモ) 抱えながら
終着点を 目指して生きる

貴方と私 元々は同じだった
今更ながら 他人同士
でも未来では どこかで出会う
再開を 心待ちにして


別れ際は 笑っているよ
なぜならまた 会えるからね
悲しんだ顔 見せてしまえば
未練があると 思ってしまうから


いつまで続くの この幻日(げんじつ)
だけどいつかは わかるはず
これまでしてきた すべてのことは
だいじななにか きづくため


無残(むざん)を通り越した 意味を知るために