過去詩 ACT(アクト) 〜自分を出せ〜

過去詩 ACT(アクト) 〜自分を出せ〜 作詞:メルサイア



最近の街(まち)は意外と 行儀(ぎょうぎ)良くなったものです ねぇ
綺麗な花(はな)をみな「きれい」と 言うのがそんなにいいのかぃ


胸の奥底(おくそこ)でうずいてる このモヤモヤ感は何?
それを直(なお)し圧(お)し殺して 心を狭(せば)めて ゆくのか?!


直さることを忘れてでも 人には出したいものがある
恥じらいを忘れ生きてゆく そんな心義(こころぎ)があってもいい



そんなやつは異端(いたん)と 出る杭(くい)は打たれる世間だけど
思いを凝(こ)らして飛ばした そいつの気持ちはどうなるの?


場違(ばちが)いだとは気づかずに 己を信じて突き進むのか
戦うことを忘れて 皆に合わせてていいのか?!


合わさるることを捨ててでも 人には譲(ゆず)れぬものがある
眠った力を見せてみろ お前の心は目覚めてる



場違いを怖がらずに 君の音(ね)を飛ばそう
皆のことを考えるって 本当はそゆことじゃないの?



直さることを忘れてでも 人には出したいものがある
恥じらい忘れ生きてゆく そんな心技(こころぎ)があってもいい


合わさるることを捨ててでも 皆に響(ひび)くものあるだろう
お前の灯(とも)したその思い 俺はしっかりと受け止める




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大学時代の頃、アコギサークルで自分で歌う曲を作ってた頃の歌曲なので、ノーカウントで。
今聞いても何ら変わらないですが、何も見ないで全部一文字も違わず打てるということは、
それだけ思い入れの深い曲なのかもしれないですね。


この頃はまだ異端者はすごくマイノリティーな時代だったので、
こんな曲歌っても共感するには自分ひとりだけだったのですが、
自分だけはこの曲を信じてやろうと、ライブがあるたびに結構な頻度で歌ってました。
確か、ティーンズミュージックフェスティバル(でしたっけ?)とか言うのにも、出場して歌いましたよ。
予選落ちでしたが。


自分で作ったときの曲の構成が(前奏)| Bm B7? G→A B | Bm B7? Em→B Bm |と続くマイナーなコードだったので、
ちょっと手を焼くコードで、曲は微妙だと言われて色々悔しい思いをした経験が思い起こされます。他の人が作るとどうなるのかな。
親友にも「メロディのリズムがおかしい」とか、色々直されそうになりましたが、
その頃の私はあまり丸くなかったので、反抗してしまいました。
今思うと、自分のために作った曲なのかもしれません。
「それでいい」といってくれた人はいなかったけど、「いい曲」と認めたのは家族くらいだったかな。
それだけ、魂の込もった曲です。