詩20 迷い夢

迷いなんて 私にはいらない
そう思ってた かすかなおごり
そうして誰かが 聞きつけて
私を惑わす 幻想の渦に


あなたに逢いたくて 眠れぬ夜
一体だれを 想っているの?
私じゃないのは 確かよね
要らぬ勘違い 今日もするのよ


か弱い少女 おいてかないで
私のほうが 先だもの
あなたが知ってる 私なんて
もうこれ以上 傷つけないで


そうして私 我に返る
遥かなる宇宙 見送りながら
私が愛した あなたの姿
それは私の 迷い夢